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安心・安全な車いす介助の出前授業 [活動紹介]

2023年1月16日
鳴門教育大付属中学校において、「安心・安全な車いす介助」の出前授業に行ってきました。

参加者は第2学年の生徒と教職員あわせて143名で、講師は阿波グローカルネットメンバーで車いすユーザーの3名です。
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1時限目は、車いす介助の時に必要な心がまえについて、
まずは、介助を必要としているか、どのような介助が必要なのかを尋ねることや、不安な時は無理をせず周りの人に協力を求めるなど、いくつかのポイントを話しました。
後で生徒さんからの感想が寄せられたのですが、車いす利用者とのコミュニケーションが一番大切であることがしっかりと伝わっていたようです。

2時限目は体育館で、車いすに乗る側と押す側との両方を全員で体験しました。コースにはマットの段差を超えたり、ブルーシートに挟まったロープで小さなデコボコ道を再現してみましたが、数センチの段差にも前輪のキャスターが越えられないことに驚いていました。
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最後に、生徒から車いすユーザーへ、車いすの生活でのリアルな困りごとや、逆に良かったことなどの質問がありそれぞれの講師が答えていました。
ある生徒からの感想には、「僕も小学校の時に車いすの生活をしたことがあって、その時に感じた不自由さや大変さをクラスのみんなに知ってもらえてうれしかった」という言葉がありました。

今回の出前授業全体を通して、車いすユーザー講師と生徒の間でコミュニケーションが多くの時間取れたことで、車いすユーザーの不便さや不自由さを他人ごとではなく「自分ごと」としてとらえた感想が多かったことが意味のある授業になったと思われます。
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